すみっこピアノ日記

趣味のピアノと音楽の話を中心に、日常の記録をのんびり綴る日記です

本番と緊張~今後の練習の仕方について

もう30歳になる私ですが、未だにピアノ発表の本番では緊張し、ブルブル震えまくります…笑 3歳~高3までは通っていたピアノ教室の発表会とコンクールで年2回、その後はサークルの発表会や演奏会、友人の結婚式など、まあまあコンスタントに「発表本番」を経験し続けているにも関わらず、全く本番に慣れません(^▽^;)

私のこれまでの緊張対策といえば、「失神しても弾けるくらいとにかく弾きこんでおく」「本番は「失敗してもOK♪」くらいの軽い気持ちで臨む」みたいな超ざっくりしたものでした。そして本番後、「想像以上に弾けなかった(^-^;」と毎回驚きます。

この年になってようやく真面目に考えましたが、私の問題は以下の二つかな~と思います。

「本番を想定した状況」での練習をしていない

本番での成功事例がないので根本的に自信がない

 

一つ目ですが、緊張して弾けなくなる部分って緊張して弾いてみないと分からないんですよね。練習中に全く問題ないと思ってた部分が本番では全然弾けなかったりして、よく驚きます。逆に苦手でよく練習した部分は問題なく弾けることが多いので、結局は「練習不足」なわけですが、本番の前に「緊張して弾く機会」が何度かあれば弾けないところを発見⇔練習の繰り返しでもっと完成度上がるのでは?と思います。これまでの人生で、本番前にそれなりの人を集めて聴いてもらうとか、同じ曲を二回以上発表することってほとんどなかったので、その曲の「本番」は実質「本番初回」の一回きりです。よく考えたら初回なんだから練習してないのと一緒ですよね…

二つ目はメンタルの問題ですが、いくら自分で「失敗してもOKOK♪」と言い聞かせても、やっぱり心の底には「持てる実力の全てを出し切りたい。あわよくば練習中よりもうまく弾きたい!」とスーパー我儘な欲望が掛けた練習時間の分だけありますし、たまに「失敗したら普通にヤバイ」と思うような場もあります。これまでで私が一番本番で失敗した経験は友人の結婚式なのですが、その時弾いたのは簡単な短い曲だったためまさかそこまで失敗するとは思っていませんでした。ところが当日、めちゃくちゃお金の掛かっていそうな式場に何だか厳格そうなご両家親族、「これは失敗できない雰囲気では?」と突然強いプレッシャーに襲われてしまい、そしてプレッシャーに負けました…。友人には本当に申し訳ないです(*_*;辛い… いつも「失敗してもいい」と思うことでしか緊張を緩和してこなかったため、「失敗できない」と思った瞬間大惨事になることが分かりました。

やっぱり、「失敗してもいい」だけでなく「失敗しない気がする」くらいの自信が必要なのではないかと思います。練習時、十分に個人練習した後は、必ず何度か緊張する状態で人に聴いてもらい、再度個人練習するというステップを踏むようにして、本番を迎える。本番までの時間がない時は、無理して新しい曲をやるのではなく、以前に完成させた曲を使うなどして、とにかく「本番で成功する」経験を増やして自信を付ける。また、本番よりだいぶ前に人に聴いてもらう計画で練習していれば、「本番直前なのにまだ覚えきれていない箇所や必ずミスするところがある」などの事故も防げる気がします。ピアノ以外でもそうですが、やっぱり計画性や余裕は大事ですよね…私の苦手な分野です(^O^)そうやって丁寧に時間をかけて緊張問題に真面目に向き合い、自信をつけていけば、いつの日か本番だけどそこそこリラックスして弾ける日が来ないかな~と思うのです。

目標は「本番で弾いてる間、音楽表現以外のことは考えない状態になれる」ですが、道のりは遠い!